英会話講師に必要な素質とは?
英会話講師に求められる英語力とは?
どんな職業でも向き不向きがあるように、英会話講師にも”こういった人が好ましい”というポイントがいくつかあります。
第一に講師は英会話を教える立場ですから、英語力が必要です。
セイハ英語学院の採用条件にも「実用英語技能検定(英検)2級以上またはTOEIC 650~700点が目安」と記載していますし、他の英会話教室でも同じような条件を求められているようです。
英検を運営している日本英語検定協会によると、
英検2級は高校卒業程度で社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められるレベル。
TOEICの650~700点というのは
・自分宛てに書かれた簡単な仕事上のメモを読んで理解できる。
・ゆっくりと配慮して話してもらえば、目的地までの順路を理解できる。
ということが目安のようです。
英検やTOEICは有名ですから、学生時代や勤めていた会社で取得された方も多いのではないかと思います。
人と接するからこそ求められる素質
当然、英語力があれば英会話講師が務まるかといえばそうではありません。
やはり「子どもが好き」、言い換えると「人が好き」という気持ちがないと講師としてやっていくにはかなり厳しいと思います。
楽で誰にでも出来る仕事ではないだけに、「好き」という気持ちは意欲ややる気を維持する上で欠かせないものとなります。
さらに事務員さんのようにコンピュータに向かって仕事をするわけでなく、人間を特に子どもたちを相手に仕事をするわけですから「明るい印象」や「笑顔」も大切です。
人と接するということはストレスが溜まったり、自分の思い通りにいかないこともよくありますが、そんな時に言動で子どもに見透かされてしまうのはいけません。
感情の波があったとしてもグッと堪えて、明るく笑顔で振舞う忍耐強さも必要です。
外国人とコミュニケーションを取る。
業務上のパートナーとなる外国人講師の方とコミュニケーションを取ることも必要です。
英語がペラペラである必要はありませんが、例えばご自身の好きなものや出身地のことを英語で紹介できるレベルは用意しておいたほうが良いでしょう。
外国人講師も英語を教えるだけでなく、日本の文化や日本人と触れ合いたいと思っている方がたくさんいらっしゃいます。
初めは簡単な英語で十分ですから、笑顔でコミュニケーションを取ることが重要です。
また英語が聞き取れなかったりうまく理解できなかった場合は、そのままにせずゆっくり話してもらうなど意思表示をする能力も必要です。
逆に子どもから教わることも
長く働いていると子どもたちから逆に教わることも多くありますから、初めは上記の素質が100%備わっていなくても、皆さんが「好き」という気持ちを長く持ち続けることにより自然と自分が変わってくるはずです。