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英検とTOEICどちらを受けるか悩む場合、英検を受けるべし!

英検とTOEICって何が違う?

英語を学んでいる皆さんにとって英検とTOEICは最も有名な試験ではないでしょうか。

ただ両者とも英語力を測る基準が異なっていることもあり、自分にとって英検を受けるべきなのか、TOEICを受けるべきなのか悩むこともあるかと思います。

基本的なことですが、まずは両者の特徴をまとめてみます。

□合否の結果

英検:合格または不合格。
TOEIC:10点から990点までのスコア制。

□受験者数

英検:263万5,403人(2014年度)
TOEIC:240万人(2014年度)

□試験科目および制限時間

英検:1次筆記試験 筆記(75分)/リスニング(約25分) 2次面接試験 約7分(2級の場合)
TOEIC:リスニング(45分) リーディング(75分)

□問題数

英検:1次筆記試験 75問(2級) 71問(準1級) 69問(1級)
TOEIC:200問

□解答方式

英検:2級までは全てマークシート。準1級、1級はマークシート+記述。
TOEIC:全てマークシート。

□受験料

英検:5,000円(2級) 6,900円(準1級) 8,400円(1級) 本会場受験の場合。
TOEIC:5,725円

以上、英検とTOEIC試験についての差異をまとめてみました。

「英語を話す」があるか、ないか

上記のように英検とTOEICを比べると、受験者数や受験料については両者はほとんど変わらないことが分かります。

その中で決定的に違う点としては

・合格か不合格という結果が出るか、出ないか。

・「英語で話す」試験があるか、ないか

この2点です。

1点目については人それぞれ試験勉強をするモチベーションが違うことは承知していますが、よほど「絶対に○点取るぞ」という強い意志がない限り、スコア制で結果が出るTOEICは目標に届かなかった場合のショックが少ないようです。

対して英検は合格点に届かなかった場合にはっきり「不合格」と通知されますのでTOEICよりもショックが大きいといえます。

続いて2点目についてTOEICは長らくリスニングとリーディングのみの試験でしたが、受験者から多くの要望があったようで現在はスピーキングテスト/ライティングテストも開始されています。

したがって受験者としては、マークシートで解答するだけでなく英検の2次試験で行われている、実際に「英語で話す」試験を必要としていることが分かります。

ちなみにTOEICでスピーキングテスト/ライティングテストまで受けようとすると合計で15,985円がかかりますので、費用面でも試験内容でも英検のほうが有利です。

結局どちらが有利なのか?

結論から申し上げると、英検もTOEICも知名度が高く大学受験や採用試験の際にアピールになりますので、お好きなほうを選ぶことが得策です。

ただし英会話講師として他人に英語を教える以上、「聞く」と「読む」だけのTOEICよりも「読む」「書く」「話す」「聞く」が全てそろっている英検のほうが試験後も自分の英語力の幅が広がります。

語彙についてもTOEICよりも英検1級のほうが多く、難易度が高いです。

最終的には皆さんの判断になりますが、どちらにしようか迷っている場合は英検を受験されることをお勧めします。

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